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【深夜の現実逃避】『異世界おじさん』が限界OLの笑いのツボを完全破壊してきた件

残業後、終電間際の電車に滑り込んで、ぼんやりスマホを開いた水曜の夜。もう脳が何も考えたくないモードに入ってて、電子書籍アプリのおすすめ欄をぼーっとスクロールしてたんだけど、「異世界おじさん」ってタイトルが目に飛び込んできた瞬間、指が止まった。異世界……おじさん……? いや、異世界ものって大体「美少年が転生」とか「追放された若者が無双」とかそういうやつじゃないの? おじさん? しかも表紙、なんかこう……イケメンじゃないんだわ。むしろ味がある。この時点でもう気になりすぎて試し読みをタップしてた。

読み始めて5分、電車の中で吹き出しそうになって必死に口を押さえた。いやこれダメなやつ。終電の車内で一人でニヤニヤしてる30代女、完全に不審者じゃん。でも止められない。ページをめくるたびに「なにこれ……なにこれ……」って心の中でツッコミが止まらなくて、気づいたら最寄り駅を一駅乗り過ごしてた。深夜に一駅分歩いて帰った。全部このマンガのせい。でも後悔してない。

今日のユウのため息 ── 給料日前の金欠 ──

限界OLユウ - 給料日前の金欠

給料日まであと7日。銀行アプリを開いたら残高が8,432円で、思わずスマホを裏返しにした。見なかったことにしたい。いや、見たけど。来週の水道代の引き落としが確か5,000円くらいあったはずで、つまり実質使えるお金は3,000円ちょっと。1日あたり約400円の生活。コンビニのおにぎり2個分。なんで30代にもなって、おにぎり換算で自分の生活を測ってるんだろう。

今日、お昼にランチ誘われて「今日はお弁当持ってきたから〜」って断ったんだけど、お弁当の中身は昨日の残りの白米と、冷蔵庫の奥から発掘した賞味期限ギリギリの海苔。海苔ごはん。具なし。給湯室で一人で食べてたら、同僚たちが戻ってきて「イタリアンのパスタランチ美味しかった〜」って話してるの聞こえてきて、口の中の海苔の味がいっそう質素に感じた。別にいいんだけどさ。海苔にはミネラルが豊富だし。そういう問題じゃないけど。

月末になるたびに「来月こそは計画的に使おう」って思うのに、給料入った瞬間にちょっとだけ気が大きくなって、ドラッグストアで別に今じゃなくていいシャンプーのストックとか買っちゃうんだよな。その「ちょっと」の積み重ねが今この惨状を生んでるのは分かってる。分かってるんだけど、学習しない。もういい、残高のことは寝て忘れよう。お金は減るけど電子マンガのポイントはまだ残ってるし。現実の財布は空でも、マンガの世界は無料で優しいから。読も。

…まあ、愚痴はこのへんにして。今日の本題いくわ。

作品情報 ── 異世界おじさん

異世界おじさん
作品名異世界おじさん
作者殆ど死んでいる
シリーズ異世界おじさん
ジャンルギャグ・コメディ, 異世界系

要するにこういう話。17年間ずっと昏睡状態だったおじさんが目を覚ましたら、実は異世界に行ってたんですよ、っていう。で、現実世界に帰ってきて、甥っ子のたかふみと一緒に暮らし始める。おじさんが異世界での体験を語るんだけど、その語り口と現実とのギャップがもう……ギャグなのよ。完全にコメディなの。

普通の異世界ものって「異世界に行ってからの冒険」がメインじゃない? でもこれ、あらすじを読む限り「異世界から帰ってきた後」の話なのよ。異世界帰還者のおじさんが現代日本で甥っ子と暮らす。そこに異世界の記憶とか能力とかが絡んでくる。一行でまとめると「17年間異世界にいたおじさんが現代で甥っ子とドタバタする異文化コメディ」。この設定だけで優勝してない?

見どころ①:「異世界帰還後」という発想がもう天才

異世界ものって、転生した先でどう無双するかとか、チートスキルでどう成り上がるかとか、そっちに焦点が当たるのが定番だと思う。でも『異世界おじさん』は、あらすじを読む限り「帰ってきた後」なのよ。17年間の昏睡から目覚めて、異世界での記憶を持ったまま現代日本に戻ってくる。この逆転の発想がまずすごい。

しかも17年ってとんでもない空白期間じゃない? 17年前って、私まだ学生だったよ。世の中がどれだけ変わったか。スマホもSNSも当たり前になった今の日本に、異世界帰りのおじさんが放り込まれるわけでしょ。異世界と現代日本の「異文化ギャップ」って、考えただけで面白い。タイトルにある「異文化コメディ」ってそういうことか、と。

私も毎日エクセルとメールとSlackに追われて、正直この世界のことすらよくわかってないのに、17年分の浦島太郎状態のおじさんが現代に適応しようとする姿……想像するだけで笑える。しかもそこに異世界の能力とか経験が加わるわけでしょ。日常の中に非日常がぶち込まれる構造、これはギャグとして最強だと思う。

あと、おじさんの異世界体験を「回想」として語る形式っぽいのも面白そう。現在と過去が行き来するから、単調にならなさそうだし、おじさんの語り方にクセがあればあるほどコメディとしての破壊力が上がるわけで。この手のギャグマンガは序盤からテンポが良いとページをめくる手が止まらなくなるんだけど、実際止まらなかった。

見どころ②:おじさんのキャラ濃度が規格外すぎる

まず「おじさん」が主人公ってところがもう良い。異世界もののメインキャラって大体10代~20代の若者じゃない? そこにおじさんを持ってくる時点で、もうキャラクターとして唯一無二。しかも17年も異世界にいたせいで現代の感覚がズレまくってるであろうおじさん。この手のジャンルでは、主人公のズレっぷりがそのまま笑いの量に直結するから、設定だけでもう勝ってる。

で、甥っ子のたかふみ。あらすじを読む限り、このたかふみがおじさんのツッコミ役というか、常識人ポジションっぽいのよね。おじさんのぶっ飛んだ異世界エピソードに対して、現代側からリアクションを返す役割。このコンビの掛け合いがギャグの核なんだろうなって。ボケとツッコミの化学反応がうまくいってるコメディは読んでてストレスがない。最高。

私の職場にもおじさんはたくさんいるけど、異世界帰りのおじさんはいない。タナカ課長は17年昏睡してたんじゃなくて17年間同じ席に座ってるだけだし、異世界の話じゃなくてバブル時代の自慢話しかしない。……いや比べるのが間違ってるんだけど、でもこのマンガのおじさんには不思議と親しみを感じるのよ。たぶん「すごいのにどこかダメ」みたいな人間味があるからだと思う。完璧超人じゃなくて、ちょっとポンコツで、でも愛嬌があるキャラって、見てて安心するんだよね。

見どころ③:笑いすぎて疲れが吹っ飛ぶ、最強のストレス発散マンガ

この作品、ジャンルがギャグ・コメディなんだけど、異世界要素が掛け合わさることでギャグの引き出しが無限に広がってるのがずるい。普通のコメディって日常の中でボケとツッコミをやるけど、異世界の常識と現代日本の常識がぶつかることで生まれるギャップって、もうネタの宝庫じゃない? この手の「異文化ギャグ」は読んでて脳が喜ぶのよ。深夜に一人で声出して笑ってた。壁薄いのに。隣人ごめんなさい。

笑えるマンガって、実は一番贅沢なストレス発散だと思ってる。泣けるマンガも良いんだけど、泣いた後ってちょっとぐったりするじゃない? でも笑った後って、なんか体が軽くなるのよ。仕事で溜まった「なんかもう無理」みたいなモヤモヤが、ゲラゲラ笑ってるうちにどこかに行く。『異世界おじさん』はまさにそのタイプ。読んでる間だけ、脳の疲れたエリアが完全にオフになる感覚がある。

……でもまあ、笑い疲れた後にふとスマホの時計を見て「あ、もう2時じゃん……明日6時半起き……」って我に返る瞬間はあるんだけどね。現実は容赦なく戻ってくる。でも、翌日の仕事中にふとおじさんのことを思い出して口角が上がるから、まあ元は取れてる。たぶん。

見どころ④:17年の空白期間、なんか他人事じゃない

おじさんは17年間昏睡してて世の中の変化についていけてないわけだけど、正直私も「社会の変化についていけてない」感覚あるのよね。毎日同じ電車に乗って同じオフィスで同じ作業して、気づいたら数年経ってて、世の中だけがどんどん変わっていく。新しいアプリ、新しいSNS、新しい流行語。ユナちゃんが「これ知らないんですか?」って言うたびに、私の中のおじさんが顔を出す。……いや、私もうおじさん側なんじゃない?

でもこのマンガのおじさんは、現代についていけてなくても異世界の経験という武器がある。私には何がある? エクセルのショートカットキーを50個覚えてるくらいか。……いや、それはそれで異世界では使えないスキルだけど。でもなんか、おじさんが現代社会にぶつかりながらもたかふみと一緒にやっていく姿は、「まあ私も明日もなんとかやっていくか」って気持ちにさせてくれる。大げさじゃなく。

このマンガはこんな人に刺さるはず

  • 仕事終わりに声出して笑えるマンガを探している社畜
  • 異世界ものは好きだけどテンプレ展開にちょっと飽きてきた人
  • 「おじさん」という生き物に謎の親近感を覚える人
  • ギャグマンガのツッコミに共感しすぎて首がもげそうになったことがある人
  • 17年とは言わないけど、ここ数年で世間についていけなくなってきた自覚がある人
  • 深夜に一人で笑いたいけど壁が薄い物件に住んでいる人

ユウの本音まとめ

いやー、読んでよかった。本当に。異世界ものって「感動」とか「爽快感」を求めて読むことが多いんだけど、『異世界おじさん』は純粋に「笑い」をくれるマンガだった。しかもその笑いが、異世界の設定をちゃんと活かした上でのギャグだから、単なるノリじゃなくて構造として面白いのよ。あらすじの「新感覚異世界&異文化コメディ」って煽り文句、伊達じゃないわ。

おじさんとたかふみの掛け合いが心地よくて、読んでると自然と顔がほころぶ。終電乗り過ごしたのは反省してるけど、あの時読み始めなかったら今もこのマンガの存在を知らなかったわけで、そう考えると一駅分歩いた価値はあった。次の巻も深夜に読むんだろうな。で、また笑いをこらえて変な顔になるんだろうな。

現実は相変わらずエクセルとメールと終わらない会議で構成されてるけど、こういう「脳が疲れてる時に笑わせてくれるマンガ」があるから、なんとか生きていける。おじさん、ありがとう。明日も会社行くわ。

今日のOL格言

異世界には行けなくても、笑える夜があれば明日は来れる。

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