幸せの絶頂から一転して過酷な運命に叩き落とされる女の物語。理不尽な現実に心をすり減らしていて、自分より悲惨な状況を覗き見して安心したい時に読んで。
謝りすぎて頬の筋肉が痙攣してる

今日のクレーマー、マジで何だったの。こっちの不手際でもないのに1時間も電話で怒鳴られ続けて、受話器を握りしめていた指先は真っ白で感覚がなくなってる。喉の奥がヒリヒリして鉄の味がするし、無理やり作った謝罪用の営業スマイルが顔に張り付いて、頬の筋肉がピクピク痙攣してるのが自分でもわかる。こんなに心を削って感情労働をしても、手元に残るのは家賃とストゼロ代に消えるはした金だけ。
社会は理不尽だし、頑張ったところで誰も守ってくれない。そんな虚無感に飲み込まれそうな夜は、キラキラしたSNSなんて見たら死にたくなるだけ。それよりも、もっとドロドロに汚れて、取り返しのつかないくらい人生が壊れていく誰かの物語を消費するほうが、よっぽど精神衛生上いい気がする。安全圏から他人の不幸を眺めている間だけは、自分の惨めさを忘れられるから。
今日のデトックス用マンガ
| 作品タイトル | 傷だらけの婚約者〜運命は狂い咲き、愛のままにこの身を捧ぐ〜 |
|---|---|
| 作者 | なかがわ久実 |
| 出版社 | CLLENN |
愛も運命もぐちゃぐちゃになる予感
まだ序盤しか読んでないけど、タイトルからして既に地獄の入り口って感じがすごい。「傷だらけの婚約者」なんて、幸せな結末が1ミリも見えないじゃない。婚約っていう人生の絶頂期みたいな言葉と、傷だらけっていう負の言葉の対比が、もう不穏すぎてゾクゾクする。
どうせ信じていた男に裏切られるか、親族のドロドロに巻き込まれるか、そんな展開なんでしょ。運命が「狂い咲き」なんて、まともな神経の時に聞いたら鼻で笑っちゃうけど、ストゼロ片手に深夜のベッドで読む分には、これくらい大袈裟な絶望の方が心地いい。主人公がこれからどうボロボロにされていくのか、ニヤニヤしながら見届けさせてもらうわ。
安全圏から眺める不幸は最高の蜜の味
「愛のままにこの身を捧ぐ」なんて、私にはもう一生縁がなさそうな台詞。そんな重たい愛情を注いだ結果が「傷だらけ」なら、やっぱり他人を信じるなんてコスパが悪すぎると思わされる。でも、だからこそこういう物語は面白い。自分にはできないような極端な生き方をして、勝手に破滅していく様子を眺めるのは、一種のエンターテインメントとして完成されている気がする。
現実の仕事で理不尽に謝らされるのは死ぬほど腹が立つけど、マンガの中で主人公が理不尽な目に遭っているのを見るのは、なんだか「自分だけじゃないんだ」っていう歪んだ安心感がある。物語が深刻であればあるほど、私の今の悩みなんてちっぽけに思えてくるから不思議。

このマンガはこんな人に刺さるはず
- 自分より不幸な女を見て安心したい
- 婚約という言葉に呪いを感じる
- ドロドロの愛憎劇を安全な場所から消費したい
現実逃避して寝るための儀式
明日の朝になれば、また満員電車に揺られて、意味不明なクレームに頭を下げるクソみたいな日常が始まる。そんな現実を一時停止させてくれるのは、いつだってこういう刺激の強い物語だけ。幸せなハッピーエンドなんて、今の私には眩しすぎて毒でしかないから。
人生をやり直したいとか大層なことは思わないけど、せめて眠りにつく前の数分間くらいは、他人の不幸に没頭して自分の疲れを麻痺させたい。現実が理不尽なら、せめてマンガの中ではもっと派手に破滅してほしい。気になった人は、一緒にこの泥沼を覗き見してみない?




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