団地暮らしの主婦が目撃する、川向こうのセレブ街に消えるニート夫の裏切り。社会の不条理と男の身勝手さにヘドが出そうな夜にぴったりの、ドロドロした格差不倫モノ。
汗水垂らした私の資料でドヤ顔する無能

私が一週間かけて、深夜まで残業して数字を揃えたプレゼン資料。会議で堂々と「僕の分析によれば」とか抜かしたミカ先輩、一生許さない。手柄だけ綺麗にさらっていく癖に、トラブル対応は全部こっちに放り投げてくるの、本当に何なの?
一日中、嫌味なクライアントからの謝罪電話を受け続けて、受話器を当て続けた右耳がじんじんと熱を持って痛い。私の努力はあの女の出世の踏み台にされるためだけに存在してるわけじゃないんだけど。頑張っても評価されない、それどころか存在すら透明化されてる。あーあ、やってらんない。こんなクソみたいな現実を忘れるには、自分よりさらに悲惨な状況に追い込まれていく他人の泥沼を覗き見して、現実逃避するしかないでしょ。
今日のデトックス用マンガ
| 作品タイトル | ふたつのちぶさ |
|---|---|
| 作者 | 柏屋コッコ |
| 出版社 | CLLENN |
低所得者向け団地と高級住宅街の残酷な境界線
主人公の涼香は39歳のパート主婦。住んでいるのは「千房団地」っていう低所得者向けの古い集合住宅で、しかもあと1年で退去しなきゃいけない期限付き。それなのに、夫の十真は「自称・漫画家」を気取って働かないニート状態。涼香が必死に将来のために子供を望んでも、夫は不自然なほど冷たく拒否するんだよね。働かない上に愛もないとか、正直この時点でだいぶ地獄だなって思う。
そんな涼香の目に入るのは、川の向こう側にある「千房ニュータウン」。そこはブランド品に身を包んだセレブたちが住むキラキラした別世界で、自分たちには一生縁がない場所だと思ってたはずなのに。ある日、その禁断の高級住宅街に、あろうことかあのニート夫が足を踏み入れているのを見かけちゃう。格差の象徴みたいな場所で、一体このクズ夫は何を隠してるのか、まだ序盤しか読んでないけど嫌な予感しかしない。
ニート夫の分際で不倫とか笑えない冗談
とにかくこの夫のクズっぷりが、私の職場の無能男と重なってイライラが止まらない。自分は何もしないくせに、涼香の献身的な愛を足蹴にする感じ。しかもその行き先が「セレブ街」っていうのが、いかにも身の程知らずで最高にムカつく。格差を思い知らされる展開って、見てるこっちは心がヒリつくけど、それが逆に心地よい毒になるんだよね。
涼香が自分の惨めさを自覚しながらも、夫を追いかけて真実に近づいていく過程の描写がすごくリアル。同じ「千房」の名を冠しながら、片方はどん底、片方は頂点っていう設定が残酷すぎて、「いいぞもっと人生壊してしまえ」っていう野次馬根性が刺激される。まだ導入部分だけど、これからこの格差不倫がどう爆発するのか、想像しただけで酒が進む。

このマンガはこんな人に刺さるはず
- 自分だけが損をしていると感じているサレ妻予備軍
- 格差社会の理不尽さをエンタメとして昇華したい人
- 働かない癖にプライドだけ高いクズ男を叩き潰したい人
この格差の地獄を肴に今夜も一杯やる
仕事で手柄を盗まれて、誰も見ていないところで消耗してる私からすれば、こういう「格差」や「裏切り」をテーマにしたマンガは最高のデトックス。現実のモヤモヤを、マンガの中の誰かがもっと派手に、もっとドロドロに体現してくれる。それをストゼロ片手に眺めて、「私よりひどい奴がいる」って思える瞬間だけが、明日を生きるためのガソリンなんだよね。
この作品が描く、見栄と虚栄心と欲望が渦巻く「ふたつの世界」の決着がどうなるのか。まだ全然先は見えないけど、涼香がこのクソみたいな現状をどうぶち壊してくれるのか、それを見届けるまでは死ねない。自分と同じように、社会の不公平さに耳を赤くして怒ってる同世代の女には、ぜひこのドロ沼に片足を突っ込んでみてほしい。


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