今日も定時で帰れると思ってたのに、タナカ課長の「ちょっと手伝って」で残業確定。コンビニ弁当をレンジでチンして、ストゼロのプルタブを「プシュッ」と開ける音が今日一番の癒しよ。布団にもぐりこんでスマホを開くと、なんか物騒なタイトルのマンガが目に飛び込んできたわ。「シリアルキラー異世界に降り立つ」って…え、殺人鬼が転生?
普通の異世界転生ものに飽きてた私には、このインパクトのあるタイトルが妙に刺さった。どうせまたチート能力で俺TUEEEする話でしょ?なんて思いながらページをめくったら、これが予想の斜め上をいく展開で。気づいたら夜中の2時まで一気読みしちゃって、明日…もう今日か、また寝不足で出社することになったじゃない。
でもこのマンガ、ただのダークファンタジーじゃないのよ。異世界転生サスペンスって新ジャンル、これは深夜のお供に最適すぎて困るわ。
今日のユウのため息 ── 連休明けの絶望 ──

…まあ、愚痴はこのへんにして。今日の本題いくわ。
作品情報 ── シリアルキラー 異世界に降り立つ

| 作品名 | シリアルキラー 異世界に降り立つ |
|---|---|
| 作者 | 河本ほむら, ヒロ |
| シリーズ | シリアルキラー 異世界に降り立つ |
| ジャンル | 異世界系, ミステリー・サスペンス |
要するにこういう話よ。現世で人を殺したい衝動が止められなかった殺人鬼の男が、ついに死刑になって「やっと解放される」と思ったら、まさかの異世界転生。普通なら「第二の人生を歩もう!」ってなるところを、女神様から渡されたのは12人の転生者を殺せという使命。つまり、現世では犯罪だった殺人衝動が、異世界では神様公認の正義になっちゃったって話。
転生者っていうと聖者みたいなイメージだけど、この世界の転生者たちは必ずしも善人じゃない。むしろ現世でろくでもないことしてた奴らが異世界でのさばってる状況らしいの。主人公の殺人衝動を「悪を断罪する正義の剣」として使うって発想が、もうね、普通の異世界ものとは一線を画してるわ。
ミステリー・サスペンス要素も入ってて、誰が転生者なのかを見極めながら、計画的に仕留めていくっていう頭脳戦も楽しめそう。異世界転生×殺人鬼×サスペンスって、こんな組み合わせ思いつく作者さん、天才かもしれない。
見どころ①:この設定、闇が深すぎて逆に清々しい
まず、この作品の一番ヤバいところは「殺人衝動を肯定している」ところよ。普通の異世界転生って「前世の記憶を活かして成り上がる」とか「チートスキルで無双する」とかでしょ?でもこの主人公は「人を殺したい」っていう一番ダークな欲望が、異世界では「神様から与えられた正義の使命」になってる。これ、めちゃくちゃ皮肉が効いてるじゃない。
現世では誰からも理解されなかった殺人衝動が、異世界では女神様からお墨付きをもらう。しかもターゲットは同じ転生者っていうのが、また複雑なのよ。転生者同士の戦いって、ある意味で「異世界に逃げてきた者同士の潰し合い」でもあるわけで。私たちが異世界転生に憧れる気持ちを、ちょっと冷や水浴びせられる感じがするというか。
サスペンス要素も見事で、12人の転生者を見つけ出すための頭脳戦が始まる。普通のバトル漫画だったら「強い敵と正面から戦う」だけど、これは「敵を見極めて、計画的に仕留める」っていう心理戦。毎晩ストゼロ飲みながら「次のターゲットは誰だ?」って推理するのが楽しくて仕方ないわ。
そして何より、主人公が自分の殺人衝動と向き合いながらも、それを「悪いこと」として受け入れてるところが、妙にリアルなのよ。完全にサイコパスじゃなくて、自分の異常性を理解してるからこそ、女神の使命を受け入れられるっていう。この複雑さが、ただのダークファンタジーを超えた深みを作ってる気がするわ。
見どころ②:殺人鬼なのに妙に共感しちゃう主人公の魅力
主人公の殺人鬼、これがまた不思議なキャラなのよ。普通だったら「こんな奴に共感できるわけない」って思うでしょ?でも読んでると、なぜか感情移入しちゃうから怖いわ。自分の異常性を理解してて、それでも衝動を止められない苦悩みたいなのが描かれてるから、「ああ、この人も辛かったんだな」って思えちゃう。
私も毎朝「会社辞めたい」って衝動が止まらないけど、結局電車に乗って出社してるじゃない?主人公の「止めたいのに止められない」っていう感覚が、規模は違えど妙に重なる部分があるのよ。もちろん殺人なんて絶対ダメだけど、「自分をコントロールできない」っていう感覚は分かる気がするというか。
女神様も興味深いキャラで、普通の異世界ものの女神とは全然違う。「殺人鬼を使って悪を断罪する」なんて発想する女神、相当腹黒いでしょ。でもそのダークな感じが、この作品の世界観とマッチしてるのよ。きっと他にも個性的なキャラクターが出てくるんだろうけど、12人の転生者がそれぞれどんな奴らなのか、想像するだけでワクワクする。
そして主人公が転生者を見極めるときの観察眼とか、計画の立て方とか、めちゃくちゃ頭いいのよ。殺人鬼って聞くと衝動的なイメージだけど、この主人公は冷静で計算高い。タナカ課長の無茶振りを華麗にかわす私の計算力も、こんな風に活かせたらいいのになって思っちゃう。まあ、使う場所は全然違うけどね。
見どころ③:現実逃避にしては刺激が強すぎる件
正直、普段読んでる「のんびりスローライフ」とか「チートスキルで無双」系の異世界転生に比べると、このマンガは現実逃避としてはかなりハードよ。でもね、たまにはこういうダークな世界に浸るのも悪くないの。毎日同じような会社の愚痴ばっかりだと、脳みそが腐りそうになるじゃない?
この作品を読んでると「私の悩みなんてちっぽけだな」って思えてくるのよ。タナカ課長のパワハラとか、ミカ先輩の理不尽な仕事の振り方とか、そんなの殺人衝動に比べたら全然マシじゃん。まあ、比べる対象が極端すぎるけど、それくらいインパクトのある設定だから、現実の嫌なことを一時的に忘れられるっていうか。
「もし私が異世界転生したら」って妄想するときも、普通は「チートスキルで楽々生活」とか「イケメンにモテモテ」とか考えるでしょ?でもこの作品読んだ後は「私が転生者だったら、主人公にバレずに生き延びられるかな」って違う角度で考えちゃう。これはこれで、新しい異世界転生の楽しみ方かもしれないわ。
深夜にストゼロ片手に読むには、ちょっとスリリングすぎるけど、だからこそ眠気も吹っ飛ぶし、明日の会議のことなんて頭から消えるのよ。現実逃避の質が、いつもとは全然違う感じ。でも結局、朝になったら普通に電車に乗って出社するんだけどね。現実は相変わらず平凡で、私はただの限界OLのまま。
見どころ④:社畜の闇を異世界で浄化する新療法
このマンガ、社畜にとって妙な癒し効果があるのよ。まず、主人公の「自分をコントロールできない苦悩」が、なんか会社員あるあると重なるの。私たちも毎朝「今日こそ定時で帰る」って思うのに、結局残業しちゃうじゃない?意志の力だけでは抗えない何かがあるっていう感覚、分かりすぎて辛い。
それに、12人の転生者を一人ずつ見極めて仕留めていくっていう作業が、なんか「嫌な同僚リスト」を消化していく感じに見えちゃうのよ。もちろん現実では誰も傷つけたりしないけど、心の中で「あのクソ上司も転生者だったらいいのに」って思いながら読むと、ストレス発散になるっていうか。
主人公の冷静な計画性とか観察力も、「こんな風に仕事を進められたら楽なのに」って思わせるのよ。タナカ課長の無茶振りも、主人公みたいに冷静に分析して対処できたら、もうちょっと楽になるかもしれない。まあ、主人公ほどのスキルは持ってないけど、せめて心の持ちようは参考にしたいわ。
そして何より、「異常な状況を受け入れて、与えられた使命を全うする」っていう主人公の姿勢が、社畜には刺さるのよ。私たちも理不尽な会社で、理不尽な仕事をこなしてるじゃない?そんな日々を「神様から与えられた使命」だと思えれば、少しは楽になるかもしれないわね。まあ、給料は女神様より安いけど。
ユウの本音まとめ
このマンガ、正直最初は「大丈夫かこれ?」って思ったのよ。殺人鬼が主人公って、どう転んでも倫理的にアウトでしょって。でも読み進めてみると、ただのグロ漫画じゃなくて、ちゃんと心理描写とか世界観の設定が練り込まれてるのが分かるわ。異世界転生っていうファンタジー要素で包んで、人間の闇の部分を描いてるっていうか。
毎日会社で理不尽なことばかりで、心がすり減ってる私たちにとって、たまにはこういうダークな作品に触れるのも悪くないと思う。主人公の境遇は極端だけど、「自分をコントロールできない苦悩」とか「与えられた環境で最善を尽くす」みたいな部分は、なぜか共感できちゃうのよ。
次の更新が気になって仕方ないし、12人の転生者が誰なのか、どんな奴らなのか、想像するだけでワクワクする。明日もタナカ課長の顔を見なきゃいけないけど、このマンガの続きを読むためなら、もうちょっと現実と向き合えそうな気がするわ。現実はクソだけど、こういう刺激的な作品があると、深夜の時間がちょっとだけ特別になる。それだけで十分よ。


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