幸せな家庭を捨てて年下に溺れた主婦が、実は夫と愛人の罠にはまっていたという絶望的な不倫劇。日常に飽き飽きして、他人の人生が音を立てて崩れる瞬間を安全圏から眺めたい時に最適。
休みが終わる絶望感と底辺の家計簿

ふと目が覚めたら、部屋の中がオレンジ色の夕焼けに染まっていて、もう一日の大半が終わっていることに気づく。やってしまった。せっかくの休みが、ただ寝返りを打つだけの時間で終わった。布団から出ようとしても体が鉛みたいに重くて、起き上がるだけで腰のあたりが鈍く痛む。
昨日の夜、安物のストロングゼロを煽りながら電子マンガを漁ってただけの自分に、今さら後悔しても遅い。スマホを確認すれば、届いているのはカードの引き落とし予定額の通知だけ。今月の残高、あと数千円でどうやって生き延びればいいのか。カードの引き落とし額が、ただでさえ重い頭をさらに殴りつけてくるみたいだ。
この虚無感を埋めるには、自分より悲惨な誰かの物語を摂取するしかない。キラキラしたSNSを見るより、自分から地獄に突っ込んでいく女の末路を眺めるほうが、よっぽど精神衛生上いいんだわ。こんなクソみたいな現実、他人のドロドロに浸かって忘れるに限る。
今日のデトックス用マンガ
| 作品タイトル | 激甘ハメられ不倫 年下男子と恋愛したら、夫と彼に裏切られました |
|---|---|
| 作者 | えみこ・上原ひびき |
| 出版社 | KADOKAWA |
激甘な誘惑の裏側に潜む真っ黒な悪意
主人公の真帆は、夫と子供2人とそれなりに幸せに暮らしていたはずの主婦。なのに、再就職先で出会った年下の吉村とかいう男に絆されて、一線を越えてしまう。最初はそっけなかったのに、急に一途で甘い顔を見せてくる男なんて、普通に考えれば怪しさ満載なのにね。女としての喜びを思い出して、家庭を疎かにしていく真帆の姿は、見ていて痛々しいというか、滑稽というか。
でも、この作品の本当の恐ろしさはそこじゃない。まだ序盤を読み始めたばかりだけど、どうやらこの不倫自体が「夫と吉村が仕組んだ罠」らしい。愛してると思っていた男も、信じていた家庭も、全部が自分を破滅させるための舞台装置だったなんて。自分が主人公だと思っていた物語が、実は他人が用意した処刑台だったわけだ。この胸糞悪さ、たまらないわ。
堕ちていく主婦を見て得られる心の平安
正直、「女としての喜び」なんてキラキラした言葉、私には無縁すぎて反吐が出るけど、それを餌に釣られて破滅していく女を眺めるのは最高の娯楽だわ。自分が手放した幸せの価値に、どん底に落ちてから気づくんだろうね。真帆が自分勝手になればなるほど、あとに待っている絶望が深くなるのが目に見えていて、ページをめくる手が止まらない。
不倫相手の吉村も、甘い言葉の裏で何を考えてるのかと思うとゾッとする。男を信じて家庭を壊すなんて、私みたいな独身から見れば「贅沢な自爆」にしか見えない。でも、その自爆が全部誰かの手のひらの上だったとしたら? その滑稽さを冷めた目線で覗き見していると、自分の代わり映えのしない孤独な日常が、まだマシなものに思えてくるから不思議。

このマンガはこんな人に刺さるはず
- 自分勝手な不倫妻がどん底に落ちる様を眺めたい
- 単なる不倫ものじゃなくて、もっと陰湿な罠を楽しみたい
- 人生の虚無感を、他人の圧倒的な絶望で上書きしたい
他人の地獄は最高の娯楽
自分の人生が停滞して、休日に寝てるだけで終わってしまうようなクソみたいな時こそ、こういう救いのない話を読むべきだと思う。真帆がどこまでハメられて、どうやって崩壊していくのか。まだ物語の入り口に立ったばかりだけど、この先にあるのは100%の地獄だって確信できる。その地獄を安全な布団の中から眺める優越感、これこそが限界OLの唯一のデトックスなんだわ。
明日からの仕事のことを考えると吐き気がするけど、このマンガの真帆よりは、今の私のほうがまだ「マシ」な人生を送っている気がしてくる。気になった人は読んでみるといいよ。他人の人生が音を立てて壊れていく快感、少しは共有できるはずだから。さ、残り少ない休みをこのドロドロに捧げて、明日への活力にしようかな。
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